落ち葉よけネットとは?
雨樋の詰まりを防ぐ「小さなフィルター」

【超解説】とても簡単に言うと何か?

雨樋(あまどい)の上にかぶせるネット状のカバーです。落ち葉や枝が雨樋に入るのを防いで
雨水がスムーズに流れるよう保ちます。

1. 基本概要

そもそも何か

落ち葉よけネット(リーフガード)は、軒樋や竪樋の集水器に取り付けるメッシュ状の
フィルター・カバー
です。落ち葉・小枝・ゴミの侵入を防ぎ、雨樋の詰まりを予防します。

なぜ必要なのか

雨樋が詰まると雨水がオーバーフローして外壁を汚し、基礎周りの浸水原因に。
冬場は凍結で樋が破損するリスクもあります。

2. 構造や原理

軒樋用ネット

軒樋の開口部全体にメッシュシートを被せるタイプ。丸めて樋に入れるものや
クリップで固定するものが。ネットの上を落ち葉が滑り落ちます。

集水器用ストレーナー

竪樋への入口(集水器)に設置するカゴ型のフィルター。大きなゴミをキャッチし
定期的に取り出して清掃。

パネル型カバー

樋の上に金属やプラスチックのパネルを取り付けるタイプ。表面張力で雨水だけを
樋に導き落ち葉を排除。

3. 素材・形状・規格

ネットタイプ:ポリエチレン・ステンレスメッシュ。メッシュサイズ5〜10mm。
幅100〜150mm×長さ2m巻。
ストレーナー:樹脂・ステンレス。集水器の口径に合わせた規格品。
パネルタイプ:アルミ・ガルバリウム鋼板。軒樋のサイズに合わせた専用品。

4. 主に使用されている場所

住宅の軒樋全般、樹木の多い敷地の雨樋、集水器(竪樋の入口)、バルコニーの排水口、
屋上の排水ドレン、商業施設・工場の大型雨樋。

5. メリット・デメリット

メリット

① 詰まり防止:雨樋清掃の頻度を大幅に低減。
② 外壁保護:オーバーフローによる
外壁汚れ・浸水を防止。
③ 安全:高所での雨樋清掃作業を減らせる。

デメリット

① 完全ではない:細かいゴミはネットを通過する。
② ネット上の堆積:落ち葉が
ネットの上に溜まることも。
③ コスト:設置費用がかかる。

6. コスト・価格の目安

おおよその相場

  • ネットタイプ(2m巻):
    500円〜1,500円/巻程度
  • ストレーナー(集水器用):
    300円〜800円/個程度
  • パネルタイプ(1m):
    2,000円〜5,000円/m程度
  • 住宅一棟の施工費用:
    5万〜15万円程度

7. 更新周期と注意点・絶対にやってはいけない悪い使用方法

更新周期

樹脂製ネットは5〜10年で紫外線劣化により交換。ステンレス製は15〜20年以上。
ストレーナーは年1〜2回清掃。

絶対にやってはいけない悪い使用方法

【NG事例】ネットを設置して清掃を一切しない

ネットがあっても細かいゴミや
砂は通過して樋に溜まります。
また、ネット自体にも
落ち葉が堆積します。
年に1〜2回はネットを外して
樋とネットの両方を清掃してください。

8. 関連機器・材料の紹介

9. 多角的なQ&A(20連発)

一般人(住宅所有者等)目線

本当に効果ある?

大きな落ち葉の侵入はほぼ完全に防げます。清掃頻度を年4回から年1〜2回に減らせます。

自分で取り付けられる?

ネットタイプはクリップで留めるだけなのではしごがあればDIY可能。
高所作業は安全に注意。

どの樋にも使える?

軒樋のサイズに合った製品を選んでください。半丸型・角型で形状が異なります。

雪の多い地域は?

積雪地では雪の重みでネットが変形することが。ステンレス製の丈夫な
タイプを選んでください。

見た目は悪くならない?

地上からはほぼ見えません。黒色のネットが目立ちにくくおすすめです。

職人(現場施工者等)目線

取り付け方法は?

ネットを軒樋の幅に合わせてカットし専用クリップまたはワイヤーで固定。
風で飛ばないよう確実に。

新築時に一緒に設置する?

周囲に樹木が多い場合は新築時に設置するのが効率的。後付けも可能です。

ストレーナーの選び方は?

集水器の口径に合った純正品またはサイズ互換品。排水能力を下げないよう
メッシュが粗すぎないものを。

パネルタイプの施工は?

軒樋にビスで固定するため防水処理が必要。メーカーの施工要領に従ってください。

ガルバリウム屋根との相性は?

落ち葉は少ないですが松葉など細いものは入ります。細かいメッシュのネットを推奨。

施工管理者(現場監督)目線

仕様書への記載は?

周辺環境に応じて落ち葉よけの設置を提案。材質・メッシュサイズ・
固定方法を明記してください。

コスト対効果は?

設置費用は数万円程度。定期清掃費(年2〜4回×数万円)と比較すれば数年で回収可能。

排水能力への影響は?

ネットにより若干の排水能力低下。豪雨時のオーバーフローを考慮して樋サイズを検討。

防火地域での注意は?

樹脂製ネットは延焼のリスクがあります。金属製を選定してください。

保証体制は?

雨樋メーカーの保証に影響しないか確認。純正オプション品が安心です。

設備管理者(保守点検者)目線

清掃のタイミングは?

落葉シーズン後(11〜12月)と春先(3〜4月)の年2回が理想。台風後も確認してください。

ネットの劣化確認は?

紫外線で樹脂が脆くなり触ると割れるようになったら交換。色褪せも劣化のサインです。

集水器が詰まった場合は?

ストレーナーを取り外してゴミを除去。竪樋が詰まっている場合は
上からホースで水を流して洗浄。

鳥の巣対策は?

ネットの隙間に鳥が巣を作ることがあります。メッシュサイズの小さい
製品で対策してください。

業者に依頼する場合の費用は?

清掃のみなら1〜3万円程度。ネット交換を含む場合は5〜10万円程度です。