検相器とは?
三相電源の接続順序が正しいかを確認する検相器
1. 基本概要 — 検相器の役割
検相器(けんそうき)は、動力電源(三相交流200Vなど)の3本の電線(R相・S相・T相)
の並び順である「相順(そうじゅん)」が正しいかどうかを確認するための測定器です。
工場やビルのポンプ、ファンなどの巨大なモーターは、
この3本の線の繋ぐ順番が逆になっていると、モーターが逆回転してしまいます。逆回転すると、
ポンプで水が汲み上げられなかったり、換気扇が逆風を吹かせたり、
最悪の場合は機械が破損するため、結線時の検相は必須作業です。
正相(正回転)と逆相(逆回転)
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正相(せいそう): 電圧の波が R → S → T の順番で来ている正常な状態。
検相器のランプが緑色に点灯したり、矢印が右回りを示します。モーターは正しく回転します。 -
逆相(ぎゃくそう): 例えば R と S が入れ替わってしまっている状態。検相器は赤色で警告し、
モーターは逆回転します。これを直すには、3本のうちの任意の2本を入れ替えるだけで正相に戻り
ます。
3. 素材 — 最新の非接触型検相器
昔の検相器は、金属のクリップを剥き出しの充電部(端子)に直接触れさせる必要があり、
感電や短絡のリスクがありました。しかし現在主流の「非接触型検相器」は、
電線の被覆(ビニル)の上からクリップで挟むだけで安全に検相が可能です。
安全性が飛躍的に向上したため、現場での導入が進んでいます。